ひまや 〜愛媛県西条市山奥の文化財〜
ネパールで生理期間中の女性を隔離して死亡したというニュースを見て思い出しましたが実は日本にも全く同じ風習がありました。
生理=不浄という考えが昔はあったそうでこのネパールのニュースと同じように日本にも生理期間中に女性を隔離する建物があったのであります。
市の指定文化財として保護されています。
ひまや→お暇を与えるという意味でつけられたのでしょうか?それにしても酷い環境…小屋でした。
正面入り口
中は荒れ果てていますがこんな感じです。
畳二畳くらいの狭い空間に毎月約1週間入れられていたと考えるとゾッとしますが日本でもこんな風習があったんですね。
もしこの不浄という考え方を男女平等に考えるとすると男性は元気な人なら毎日アレが出ますから枯れるまで小屋にブチ込まれることになります。
このように民俗学や歴史を調べていると色々と気づかされる事があったりします。
最後に話が変わりますが懐かしいものを発見したのですがコレが何だかわかりますか?
昭和初期の家に住んでた人なら見たことあるかもしれないですね、コレは便所の外に吊るしておいて手を洗うための道具なんです。
名前は私にもわかりませんが。
徳増博之教授の伝奇考
河原津漁港の魚市場 〜愛媛県西条市〜
せりの様子
年々と漁業関係者の高齢化が進み若い担い手が少なくなりつつあるという河原津漁港ですが私はこの魚市場の風景や雰囲気が大好きです。
ワタリガニ この付近では1番高い高級品とのこと。
タコ 元気すぎて逃げ出してます (笑)
真鯛 この港のタイは絶品です。
サワラ こちらもこの辺りではおめでたい魚らしい
オオクチ (漁師さんが呼んでましたがヒラメ?カレイ?)
このオオクチという魚を買って刺身で食べましたが最高に旨かったですね、忘れられない味でした。
車海老 河原津漁港の代名詞。
アコウ ハタですね、ハタ科の魚は全て美味しい高級魚です。
河原津漁港がある瀬戸内海の西条市周辺の海は「燧灘」と呼ばれています。
日本各地を民俗学の旅で周る私の個人的感想ですが、タイ、アコウ、ワタリガニ、ヒラメ、タコ辺りは燧灘産の物を食べると他の地域のが食べられなくなる程旨いと思います。
こんな雰囲気のいい素敵な漁港の風景を次世代まで残していってもらいたいと思いながら私はこの日の河原津漁港を後にしました。
民俗学者、徳増教授の伝奇考外伝 〜河原津漁港の魚市場〜 でした。
秋葉まつり 〜四国山奥の奇祭〜
四国の民俗学について研究している徳増博之教授です。こんにちは。
今回は四国山中にある高知県仁淀川町で行われている奇祭「秋葉まつり」について書きます。
一昨年のことなので何月何日だったか記憶が定かではありませんが雪の降る寒い日だったのは確実です。
だってほら、この通り雪がちらほら。
上の写真は到着した時に撮影した画像ですが如何にも四国の秘境といった雰囲気が出てますね。
うん、まるで犬神家の一族の舞台になりそうな。
もうね、私ここに着いた瞬間からテンションが上がってしまって大変でしたよ。
⬆︎道を歩いていると鬼と遭遇しました、これは本物か?!とすかさずシャッターを切りましたが鬼が立ち止まってポーズを取ってくれました(感激
ひょっとこ?
おかめ?
狐もいました
この狐面が欲しくなってどこで売ってるのか聞いてみたのですが軽くスルーされました。
私、生きてるうちにこの狐役をやってみたいですが最近太り気味なので狐より狸ですかね。
ひょっとこが¥1000で何やら買ってくれーと叫んでいたので助手にお金を渡して買いに行かせたところハグされてました。
⬆︎¥1000で買ったアイテム。これは御利益がありそうですね。
祭りはこの後神輿を追いかけて山を登って行くということでしたのでリウマチが痛むし寒いので退散しました。
何の祭りかはよくわかりませんでしたが非常に楽しい祭りでした。
また今度じっくり見に行きたいと思います。
以上、民俗学博士 徳増博之教授の伝奇考でした。
にこ淵 〜日本一の清流仁淀川〜
日本一の透明度を誇る仁淀川。
四国の山奥の秘境にある「にこ淵」
こんな美しい滝なのですが四国に住んでいても知らなかった!っという人も結構いたりします。
まあInstagramのインスタ映えスポットとして有名になってからは県外からも訪れる人が増えたと思いますよね。
気をつけてほしいのがこの「にこ淵」崖を鎖で降りていった先にあるのでそれなりの装備が必要です。
間違えてもヒールやサンダルで行ってはダメです。
特に雨の後だと足元がぬかるんでいるのでズルッと滑ってあの世に行ってしまう可能性もあります。
実際に僕が3回目ににこ淵を訪問した時には雨の後で生々しい血痕が…(怯
ということでにこ淵に行かれる人は準備万端で気をつけて行ってきてくださいねー。
※お腹が空いたなら近く(更に山奥)にあるお蕎麦屋さんもオススメです〜
民俗学博士、徳増博之のにこ淵紹介でした。